インドネシアで中国から輸入された偽装米(プラスチック米)が出回っているというニュースが、 日本のB級サイト、果てはSankeiBizにまで広がっているが、2015年5月30日現在、インドネシア政府公式発表では、一連の調査結果、インドネシアでは国産・中国産含め一切のプラスチック米は検出されていないということで落ち着いている。本件は、西ジャワで屋台を営む一人の女性がソーシャルメディアにアップした写真から端を発したが、最初から少し話がおかしかった。又、インドネシアでの現実的なプラスチック米疑惑騒動は、現状この1件だけである。以下にこの問題の経緯を整理しておく。
西ジャワ・ブカシ発、プラスチック米
5月18日、ゴシップ好きメディアMerdeka.comが、おそらく大手メディアとして一番最初に、この「インドネシア・中国産プラスチック米」をすっぱ抜いた。この記事は同サイトでたまたま直前までテーマとして取り上げられていた「揚げ物の油にビニール袋混入疑惑」の系譜である。問題記事のタイトルは「不気味。 プラスチック米、インドネシアで既に流通」。 偽装食品問題はアクセスが稼げる。
「先日、市場でお米を買ったんです。いつものように1キロ8,000ルピア(約80円)のものを。けれどもなんだかいつも買っているものと違う気がしたんです」
西ジャワ・ブカシ市でワルン(小食堂)を営むデウィさんは、merdeka.comの取材に対し、こう切り出した。購入した米は、彼女のワルンでココナッツミルクご飯(Nasi Uduk)として提供される予定のもので、購入場所はブカシ市にある東ムティアラ・ガディン市場、当の米を販売したS氏によると、Straramosというブランドのカラワン産で、一般的な米だという。
「お米がなんか変なんです。味も一般のお米と違って、なんだかプラスチックような味がするというか。ものすごい合成的な味がするんです」
その後、彼女はコメを炊いた後、いつもと米の味が違う気がしたので、当日は店を開けなかったという。
「夫は、新しい米と交換してもらえばいいと言うんですが、どうせ結果は同じ気がして。私は消費者機関(YLKI)に報告しようと思っています。私だって損失していますし。他の商売人の方々が被害に遭っていないことを祈ります」
この記事は、上記の彼女の言葉で締められた。 彼女は、インスタングラムとフェイスブックに問題米の写真とコメントをアップロードしており、merdeka.comは、それを基に本件を取り上げたと見られる。 彼らはツイッターやフェイスブック等のソーシャルメディアからネタを探し、本人にも周知せずに勝手に記事を作るといったことを普段からやっている。よって、今回は取材をしているだけマシな気もする。ただし、彼らはおそらく電話取材だけで問題の米を勝手に偽装米(beras palsu)と断定し、これ以降、プラスチック米(beras plastik)をテーマとしたミスリードを開始する。
実際、この記事のわずか30分後には、「インドネシアで流通するプラスチック米の特徴」と題してプラスチック米第二報を掲載している。タイトルが既に釣り記事である。内容はと言えば前記事を焼き回しで、デウィさんの追加証言として、「炊飯時、普通の米は水を吸うが、問題の米は水分を出す」、「お粥にして翌朝まで置いておくと、普通の米は冷えて粘り気が増し固まるが、問題の米はまだ火がちゃんと通っていないみたいに粒状になる」、「普通の米は白い部分(胚芽)があるが、問題の米はない」と要確認オンパレードの内容であったが、これが記事になったと言うことは即ち、インドネシア人にはうける、若しくは受け入れられるレベルの記事であると言うことだ。以降、これらに現地各メディアも呼応、追随した。
中国のプラスチック米製造工場ビデオ流出疑惑
実は上記の記事がネットに上がる1時間前、merdeka.comは、本編の事前準備として、中国ではプラスチックの偽装米が作られており世界を震撼させているみたいなノリの記事を、偽装米工場によるプラスチック米作成現場と思われる動画(YouTube)の紹介を添えて掲載している。用意周到である。この動画に付けられたタイトルはインドネシア語で「気を付けろ!!!! 中国産偽造米」。因みにこの動画は今回の事件の1週間前、5月13日にアップロードされている。偶然なのかどうか、デウィさんが問題の米を購入したのも5月13日であった。
結果的に、この動画記事と上記ブカシ偽装米疑惑記事はセンセーショナルに結びつき、企画自体は大成功を収めたと言っていい。これらの記事はソーシャルメディアを通して拡散された。ただ、後に説明するがこの動画自体も低レベルの茶番劇であった。
※「気を付けろ!!!! 中国産偽装米」という題名でアップロードされた問題の動画
警察沙汰から全国問題へ
メディアが偽装米疑惑を賑わした翌日5月19日、デウィさんは本件の報告するために警察へ出向いている。ただし、恐らくだがこれは彼女の意志ではないような気がする。基本的に、インドネシア人はわざわざ好き好んで問題のネタしか作らないとされる警察に出向いたりしない。ほんの少しで終わると初めに言われた彼女に対する警察からの質問(取り調べ)は13:00に開始され、終わったのは21:30であった。彼女は善意で行った報告なのに、あたかも自らが容疑者として取り扱われているような恐怖を感じ、同日、はやくも親身になったマスコミへ弁護士の紹介を依頼している。そして、翌日、事件発生から4日目にして単なるワルンのお母ちゃんに弁護士が付いた。弁護士曰く「警察は彼女が提供した情報は正しくないと圧力をかけていたようだ。なぜ現時点で取り調べのようなことを行うのだ。警察にはプロフェッショナルな対応を要求する」と警察の取り調べ姿勢を批判した。 これで彼女は完全に事件の中の人となった。又、同日、警察は偽装米の事実関係が明らかになる前に、市民からの通報(デウィさんのこと)に従うというかたちで、問題の米屋を営業停止にした上で取り調べを行っている。警察は偽装米の有無だけではなく、偽装米流布の情報元を捜している。
問題米の成分調査結果
警察による捜査と並行して、プラスチック疑惑米の成分調査が各機関に依頼された。調査を行った機関は、食品医薬品監督庁(BPOM)、警察科捜研、農務省、商業省、そして国営企業スコフィンド社である。この中でスコフィンド社がサンプル取得から2日後の5月21日早々、それ以外の機関は5月26日に調査結果を公開した。
1. 国営企業スコフィンド社結果発表、ポリ塩化ビニール陽性反応
5月21日、各調査機関に先駆けてスコフィンド社がブカシ発プラスチック疑惑米に対する検査結果を発表した。スコフィンド社調査部長アディサムによると、「近赤外線分光法によって、サンプルにケーブルやパイプに使われるポリ塩化ビニールの合成物と同様のスペクトラム(配列)が確認された」とのことで、別の詳細テストでは可塑剤などに使われるフタル酸ベンジルブチル、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)、フタル酸ジイソノニルの3物質が確認されたとし、結論として、「この米には外部からの、又は混合物の追加要素が確認された」とした。
このスコフィンドの検査結果を受けて、ブカシ市長ラフマットは「問題の米はプラスチック化合物を含んでいた」とメディアに向けて発表した。これで噂はますます現実化し始めたが、インドネシア政府は、最終結論は他の機関の結果が出てからとし、警察他による発表を待った。
ポリマーの権威であるインドネシア大学のアスムワヨ博士によると、「スコフィンド社は米にプラスチックが含蓄されているとは一言も言っておらず、ポリ塩化ビニールの合成物に対するポジティブ反応が出たということが述べられただけとし、その量についての計測もされておらず、更に近赤外線分光法は敏感な検査なので、どこかで何かしらの混入物が混ざったということも十分考えられる」と述べ、プラスチック米の存在には懐疑的な旨を述べている。
2. インドネシア政府公式発表、全て陰性
5月26日、インドネシア警察長官バドロディン・ハイティは、商業相ラフマット・ゴーベル、農業相アムラン、BPOM長官ロイ、そして情報庁長官ノルマンらと共に合同記者会見を行い、「我々は、プラスチックの含有が疑われる米の調査を、食品医薬品監督庁(BPOM)、商業省、農務省、そして警察科捜研にて行った。全ての調査結果において、対象サンプルからプラスチックに関わる成分は発見されなかった。プラスチック疑惑米検査の結果はシロと結論付ける」と発表した。又、本調査では、スコフィンド社の調査で使われたサンプル米を回収し、二回にわたる検査を行っており、どちらの検査結果も陰性であった旨を付け加えた。合わせてBPOM長官ロイからは、WHO配下の国際安全食品ネットワークに問い合わせを行ったが同様の報告は世界中にもなかったとの報告もなされた。又、BPOMは本件に関して全インドネシア支部への協力要請を行っており、もし不安なことががあればいつでもBPOMコンタクトセンターへ連絡するようにと、同組織の国民の食に対する責任感を述べた。尚、本発表の前に各組織の代表はジョコウィとの会談を行っており、調査結果に対する国の最高権威である大統領からのお墨付きを得ている。
3. セカンドオピニオン調査要請
検査結果の相違に関して警察長官バドロディン・ハイティは「スコフィンド社の行った検査は質的検査である。分析されたサンプルに含まれると疑われるプラスチック素材からの基準物質を利用した確認がなされていない。又、実験経過での汚染も考えられる」と答えている。 尚、スコフィンド社側は現状、公式見解を控えている。ただし、当然であるが、その原因がどうであれ、先行発表と後発の結果が異なり、国民は混乱したはずだ。又、警察のやることは信用ならないといった国民の深層心理も働く。警察自体も、調査結果に対する国民の不信感を認識しており、それを払しょくするために、現在、更にインドネシア大学及び、ボゴール農科大学へ再調査依頼を行っている。その他、スコフィンドに対しては現在、政府から検査経緯や釈明が要求されている。
中国産プラスチック米のインドネシア流通は現状あり得ない
国営企業スコフィンド社は検査、分析、調査を行う専門会社であり決して信頼性のない組織ではない。しかし、スコフィンド側の検査結果の真偽は現在のところ不明のままである。筆者も結果が割れた経緯を正しくは説明できない。去年のインドネシア大統領選挙のように選挙結果が出てもその結果自体が不正であるとして憲法裁判所の判断まで仰がねばならないお国柄でもある。 但し、政府公式発表として「インドネシアにプラスチック米は存在しなかった」と公表されたのを別としても、以下の点を客観的に判断して、中国で作られたプラスチック偽装米がインドネシアで流通しているということは殆ど考えられないと現状は判断してもいいと思っている。
1. コスト高のプラスチック米はビジネスとして成り立たない
まず、コストに見合わない。今回の疑惑米はキロ8,000ルピア(約80円)であった。BPOM等の結果が出る前に農業相アムランが、「プラスチックはキロ12,000ルピア、米は7~8,000ルピア。商用目的ではあり得ない」と述べた通り、もしジャガイモ粉末(ジャガイモも米と同じくらいかそれより高い)とプラスチックを混入した偽装米をキロ8,000ルピアの米に混ぜて販売すると、売れば売るだけ赤字になる計算となる。偽装米が中国から来るのは、ビジネス目的と考えるのが妥当で、常識的には商用でこういったプラスチック米はインドネシアを流通しえない。そうすると輸入超高級米にわざわざ混入させて販売する必要があるが、そういった報告も現状はない。
2. 本件以外の具体的なプラスチック米事件は発生していない
事件直後に、食糧庁(Bulog)東ジャワ支部長ウィトノは「そんな話、今まで聞いたことがないな」と述べた通り、今回、この事件に関連して、ブカシ市を始め全国各地の市場でプラスチック米(偽装米)の調査が行われたが、現在に至るまでインドネシア国内でプラスチック米は発見されていない。更に、既に紹介したが、食品医薬品監督庁(BPOM)がWHO配下の国際食品安全ネットワークに対して、過去にどこかで同様のケースが無いかを問い合わせているが、そういった報告は現在世界のどこからもないとの回答を得ている。又、例えば中国産プラスチック米の存在が事実で、それを政府がひた隠しにしていたとしても、今の時代、ソーシャルメディアやネットからの情報は止まらないし、更に、今回も理系の有志らが、政府の調査が信用できないなら疑惑の米をこちらに送ってくれれば調べるといった、インドネシア特有の市民運動的な流れも見られた。もし、中国産プラスチック米がインドネシアに上陸しているとすれば、ネット全盛の現代において、政府はその事実を隠すことは出来ない。
しかし、動揺した国民の一部は、単なる腹痛などの原因を何もかもプラスチック米のせいだと疑いだしたり、メディアはそれを更にニュースに仕立て上げ、事件性を煽ったり、そういうことが行われたのは事実である。そういった意味で、今回の事件は、インドネシアの食糧問題とメディア(アクセス数以外評価せず、確認や検証という手続きを捨てた日本のメディア含む)を交差させて社会不安を煽った社会現象であると言ってもいい。しかし、プラスチック米自体は、まだ発見されていない。
3. 近隣を簡単に第三者や調査機関に売るような真似はしない
インドネシアは日本の田舎と同様、世間が狭い。屋台を営むデウィさんは、今回の偽装疑惑米を購入した店の常連であった。一般的に、行きつけの店が、一度わけのわからないものを掴ませたとしても、それをすぐさま第三者機関に報告するといった行為は考えられない。狭い世界で皆持ちつ持たれつやっているのだ。ところが、デウィさんの話では、米がおかしいと気付いてすぐ、まず、インスタングラムとフェイスブックに写真とコメントを上げ(ここまではわかる。彼女らはソーシャルメディアが好きだ)、その後、本件をローカルラジオ局に報告を入れ、更に、食品医薬品監督庁(BPOM)に対してもメールを送っている。一度不良品を掴まされた程度のことで、同じ共同体の人間に対して、ここまで攻めの姿勢を示すのは、恐らくインドネシアの地域共同体の常識から外れている。それどころか、彼女は消費者機関であるYLKIへも本件の報告も行おうとしていた(結果的には、ブカシ市の担当局が本件調査に乗り出したため、彼女はYLKIには報告せず彼らに任せた)。米屋に検査が入れば店の評判は落ちるし世間体もある。事件が白でも黒でもないのに、ここまで攻めの姿勢で第三機関に報告を行う彼女の行動原理はインドネシアの常識では説明が付かない。行動欲求は別のところに起因するように感じる。
4. 他にもデウィさんの言動に不可解なところが多い
筆者が最初に違和感を感じたのは上記の彼女の行動であるが、この違和感はその後も続く。彼女は変な米を掴まされたといって店を閉じてしまう。具体的には「新しい米と交換してもらっても結果は同じ(プラスチック米しか手に入らない。普通の米はあの店には売っていない)」からとのことである。 しかし、米などどこでも手に入る。そこで米を購入して営業すればよい。プラスチック疑惑米は彼女が屋台を閉める理由にならない。又、「炊飯時、普通の米は水を吸うが、問題の米は水分を出す」、「お粥にして翌朝まで置いておくと、普通の米は冷えて粘り気が増し固まるが、問題の米はまだ火がちゃんと通っていないみたいに粒状になる」、「普通の米は白い部分(胚芽)があるが、問題の米はない」といった一連の彼女の言説自体が一つ一つ要検証であり、やはり常識的に信頼性に欠ける。
5. 中国プラスチック米製造工場の動画はフェイクレベルにない偽物
本事件にちょうど合わせてインドネシア語で公開された「中国のプラスチック米製造工場ビデオ」は、プラスチック米でも何でもない。これは、プラスチック押出機であり、米は何も関係がない。YouTubeで検索すると同型製品が出てくる。先入観というのは中々侮れない。気になるのはやはり、この投稿が、5月13日になされているというタイミングの問題だ。果たしてデウィさんの初動とこのタイミングは偶然であったのかどうかというところである。
国民食である米の高騰と輸入、政府の信用低下
これらの現象は一体なんだったか。誰が何のために行ったかの考察について回答するのは難しいが、ヒントになりうるのは、現在のインドネシアの状況と、ラマダン(6月中旬)の直前という時期だと思う。
米の完全自給を目指すインドネシア政府は、これまで再三、米の備蓄量は問題なく、米を輸入する必要はないと発表して来た。米の自給は彼らの公約でもある。そんな中、今年の4月中旬頃、ジョコ大統領は自ら、「11月~1月にかけて米の在庫が危機的で輸入が必須だという報告を受けた。調べた結果、豊作期まで耐え得ると私は判断した。ところがここにきて、米市場での投機。米価は上昇した。私の人気はこれで落ちた。しかし、取るべきリスクであった」と述べ、更に「輸入を行えば国内生産は鈍化する。説明が難しいことだが明確にしておく。輸入しなければ米価は上がる。輸入すれば国内農家は怠けだす。農業生産方法について全面的な変革が必要だ」と場合によっては米の輸入を容認せざるを得ない可能性を語っていた。
そして、ラマダン(断食月)を前にして、ジョコ大統領が相変わらず「米の輸入など不要だ。我々は自給を達成せねばならない。大豆もトウモロコシも牛肉も輸入。どうして米まで輸入する必要があろう」と発言する中、インドネシア政府では、商業省や食糧庁(Bulog)らが米の輸入手続きを取り始めていた。毎年インドネシアではラマダンからレバラン(断食明け大祭)に向けて自動的に物価が上昇する。政府は米価の高騰を抑えるための米輸出準備に入った。 言動が一致しないジョコウィ政権は又、国民を裏切った!!! 米をテーマに、国民の大衆心理を煽り政府の評価を落とすのに都合がよい空気が形成されはじめたのが、今年5月の第二週であった。
今回の中国産プラスチック米疑惑がメディアで賑わい始めたのは、それからちょうど10日後であった。と同時に、インドネシアの社会不安は明らかに増長され、その責任は米屋や中国ではなく、政府に向けられた。商業大臣は中国からプラスチック米の密輸を許すほど貿易管理に対して無防備で、農業相はインドネシアの骨幹である国産米すら守れず、内務大臣は国内情勢を全くハンドリング出来ていない。過去にはなかったこの社会不安は、そう、ジョコウィが政権を掴んでからだ。汚職は前よりひどくなり、ガソリンの値段は勝手に上げられた。あらゆる物価もどんどん上昇し、ルピアの下落は止まらない。結局、米も輸入するっていうじゃないか。ただでさえ外国米などプライド的に受け付けたくもないものを、それが今度はプラスチック米だって!!!! この政権は危ない…..。こういった社会不安を煽るきっかけに本件は、十分寄与した。
但し、ならばもう少し多めに複数地区でプラスチック米をばら撒いた方が効果は高いのに、なぜかブカシだけ、しかも被害者は一人だけ、更に、調査機関にさせた判定も非常に微妙であり、この辺りはすっきりしない。偶然の重なりをメディアが煽って社会現象にしてしまったのか? 今ははっきりしない。月並みなまとめで申し訳ないが、サンプル米の再調査結果や今後の政府の動きに注目したい。
しかし、簡単に今回の件についての結論付けるとすれば、「本件は中国産プラスチック米事件ではなく、現政権に対する反対勢力からの政治工作(軽めの食糧テロ)であるか、もしくはメディアのミスリードによる茶番劇」といった感じにはなるとは思う。
参考:
http://www.merdeka.com/tag/b/beras-palsu-dari-plastik/
http://www.suara.com/news/2015/05/20/104301/usai-diperiksa-polisi-penemu-beras-plastik-di-bekasi-ketakutan
http://www.suara.com/news/2015/05/20/125953/panik-dan-takut-penemu-beras-plastik-minta-bantuan-lbh
http://news.liputan6.com/read/2236859/pelapor-beras-plastik-cari-pendampingan-hukum
http://news.metrotvnews.com/read/2015/05/21/398258/pelapor-beras-plastik-penuhi-panggilan-polisi
http://megapolitan.kompas.com/read/2015/05/19/16382111/Polisi.Tutup.Toko.yang.Diduga.Jual.Beras.Sintetis.dari.Plastik.
http://megapolitan.kompas.com/read/2015/05/19/16024301/Curiga.Beli.Beras.Sintetis.Penjual.Bubur.Langsung.Kirim.E-mail.ke.BPOM
http://news.detik.com/read/2015/05/21/110414/2920804/10/ini-cara-pengujian-sucofindo-pada-bulir-beras-yang-dibuat-dari-plastik
http://megapolitan.kompas.com/read/2015/05/21/10202601/Senyawa.di.Beras.Plastik.Juga.Digunakan.di.Pipa.Kabel.dan.Lantai
http://news.detik.com/read/2015/05/22/164436/2922479/10/1/menggugat-istilah-beras-plastik
http://www.voaindonesia.com/content/pemerintah-pastikan-tak-ada-beras-plastik/2792050.html
http://www.pom.go.id/new/index.php/view/berita/8428/BPOM-Himbau-Masyarakat-Tenang-terkait-Isu-Beras-Mengandung-Plastik.html
http://nasional.kompas.com/read/2015/05/29/18185181/Budi.Waseso.Banyak.yang.Meragukan.Hasil.Laboratorium.Polri.soal.Beras.Plastik
http://www.merdeka.com/peristiwa/bulog-beras-palsu-dibuat-dari-limbah-plastik-kentang-dan-ubi-jalar.html
http://bisniskeuangan.kompas.com/read/2015/04/18/020752626/Jokowi.Rela.Popularitas.Turun.Demi.Menekan.Impor.Beras?utm_source=WP&utm_medium=box&utm_campaign=Khlwp
http://www.cnnindonesia.com/ekonomi/20150508080110-92-51996/demi-stok-ramadan-pemerintah-akui-siap-impor-beras/