インドネシアでビール販売店検索サイトが登場!

2015年4月16日、 インドネシアではコンビニなどの小規模店舗でアルコールを販売することが実質禁止されましたが、 これに合わせてなんとビール販売店検索サイトが登場しました。 サイトの名前は”www.birdisini.com” 。日本語だと「ビールはココ.com」といった感じの直球ストレートサイト。調べてみましたところ、このサイトのドメインは2015年4月7日登録、即ち、今回のアルコール販売規制を念頭にサイトをオープンさせたということです。あっぱれです。 少しサイトを覗いてみましょう。アクセスすると、まず年齢認証を促してきます。

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年齢認証画面

 

誕生日を入れてみましょう。 Tanggalは日、Bulanは月、Tahunは年です。21歳以上でないと利用してはいけないことになっています。因みに、PILIH NEGARAは国籍選択です。MASUKでエンター。

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BIRDISINI.COMトップページ

 

爽やかなビールが背景のサイトが現れます。ロゴもしっかりデザインしていますね。ページの右側で検索を行います。DAFTAR TEMPATは地域を入力して検索、SEKITAR KAMUは、googleの地図であなたの現在地の近くのビール販売場所を探します。現在はジャワ島とバリ島限定みたいですね。[CARI BIR]ボタンをクリックしましょう。

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BIRDISINI.COM ビール販売店リストが現れた

 

指定地域のビール販売店リストが現れます。しっかりスマホ対応です。便利だなーというより、お上に抗う反骨精神をクリエイティブな活動に昇華し、且つサービスとしてユーザにとって利用価値のあるものを、超短期間で作り上げ、運営してしまう彼らの行動力とスピリッツに敬服します。このクリエイティブ精神は去年の大統領選挙の時も発揮され、なんとお上の選挙委員会による開票結果は信用ならん!ということで有志があっという間に選挙開票速報サイトを作成し、独自に開票結果を公開したりしています。そういうことをITを活用して極短期間で成し遂げる。 彼らの創造力と実行力は日本も見習うべき所が多いのではないかと思います。

さて、このビール検索サイトで見つかった各店舗情報の一番下にGO(バイクマーク)JEKとあり電話番号が記載されています。これはお店の住所ではなく、これも又インドネシアWEBサービスが誇る、バイクタクシー利用サイトgo-jek.comの連絡先なんですが、ひょっとして運営会社が一緒なのかな?と思って再度ホームページを確認してみました。 ところがこのサイト、運営者情報がありません!これは多分、扱っているサービス故におそらく公開を控えているのでしょう。 で、ドメイン情報調べた限り、これを手掛けたのは彼らです。Mirum Jakarta 。 アメリカのデジタル広告代理店です。しかもこの企業、今年2015年設立の新鋭。 「ビール飲めないネタ」が、最後には、こんなグローバル企業にたどり着いてしまいました。 いやー深いですね。

 




 


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